アントワープの現代美術ギャラリー、ゼノ・イクス・ギャラリー(Zeno X Gallery)は、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が所属したことを発表した。ゼノ・イクス・ギャラリーの発表では、マルタン・マルジェラは2009年にファッション業界から突如去った後は視覚芸術に没頭していたという。
マルタン・マルジェラは、1977年18歳でアントワープ王立美術アカデミーに入学すると、1988年には「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」を設立。前衛的な作品を数多く製作し、1989年春夏シーズンのショーで紹介された「スプリットトゥ」のシューズは、現在でも多くのファンを持つ。その後は、「エルメス(HERMES)」のレディスのプレタポルテのデザイナーに就任するなど、スターデザイナーとして活躍したが、2008年に突然の引退を表明した。
マルタン・マルジェラは、10月にパリで初個展を開催予定で、2022年春には母国ベルギーで初となる個展を開催予定だ。