PVを稼ぐのに一番いいのは、裸の女性をはじめとしたセクシュアルな男女を登場させることだという。スタイルのいい人気女優に下着のモデルになってもらうのは、きわめて効果的だがこれはかなり想像されている以上にギャラが高額になるという。最近「ピーチ・ジョン(Peach John)」の広告に登場した熊田曜子や田中みな実、中村アンの起用がPV急増に繋がっているというが、これが意外にも「ピーチ・ジョン」の売り上げにはそれほど貢献していない。当然である。PVに貢献している90%は男性だからだという笑い話があるぐらいである。
さて、絶対にPVは稼げるというブランドが登場した。AV女優でアイドルの三上悠亜(みかみゆあ/1993年8月16日名古屋生まれ/159-83-57-88)がプロデュースする「ミーユアーズ(MIYOUR'S)」がそれだ。三上がスタッフに自分のワードローブを見せて、これをもとに服を作ってもらい、最終的に三上がサンプルチェックするというもの。商品単価は1万円程度で、先行して行った3回のテスト販売ではワンピースやブラウスがそれぞれ500万円ほどが数分で完売したと、三上はWWD.COMのインタビューで答えている。
これを手がけるのはクージー(Coogee)で、インフルエンサーのマネジメントやD2Cブランドのプロデュース企業だ。人気モデルのマネジメントや韓国コスメブランド「ミルクタッチ(MILKTOUCH)」の運営がよく知られているという。とにかく三上のインスタグラムでは263万人、ツイッターでは163万人のそれぞれフォロワーがおり、YouTubeチャンネル登録者は42万人。しかしその90%は男性だというから、今回のウィメンズブランド「ミーユアーズ」にどれだけ貢献できるのかは微妙だ。まあ、そのうちの真剣なファンは1%ぐらいはいるだろうからちょっとでも買ってくれればビジネスにはなるのではないだろうか。AKB48の握手会のようなものでも企画されたら売り上げが急増するのではないだろう。10年続くブランドではないにしても、是非ともその結果を知りたいものである。