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大塚家具の大塚久美子社長が引責辞任 社長在任中の5年間で株価は5分の1以下に

Oct 28, 2020.高村 学Tokyo, JP
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経営再建中の大塚家具は10月28日、大塚久美子社長が退任すると発表した。大塚家具は2019年12月に自力再建を断念して、約40億円の第三者割当増資を家電量販店チェーン最大手企業のヤマダ電機に行ない、ヤマダ電機が大塚家具の総株数の50%を持つことで子会社になった。ヤマダ電機の傘下となった後も大塚久美子社長は続投し、経営再建を進めてきたが、2021年4月期の業績予想が28億9000万円の純損失を見込むことから、経営責任を明確にするために社長職と取締役の辞任を申し出た。12月1日付けで退任し、社長職は三嶋恒夫会長が兼務する。大塚久美子氏の社長在任中の5年間で大塚家具の株価は5分の1以下の水準まで下落した。また、同日発表した2021年4月期の業績予想は、売上高は304億2000万円、営業利益は26億円の赤字、当期純損益は28億9000万円の赤字を見込み、危機的な状況が続いている。ヤマダ電機はわずか40億円で大塚家具を傘下に収めたが、再建までの道筋は依然として険しい。

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