プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を手掛けるPR TIMES社は7月9日、会員企業13社14アカウントのプレスリリースのうち、発表前の画像ファイルと文書ファイル230件が外部からの不正アクセルによって漏洩したと発表した。不正アクセスが確認された期間は5月4日から7月6日の間で、7月5日に会員企業から発表前情報がSNSに投稿されているとの指摘を受け事態を把握、調査を開始したところ、外部からの不正アクセスがあったことを確認した。「PR TIMES」は、上場企業の40%超が利用しており、月間でのプレスリリースの配信数は2万件を超える、国内最大規模のプレスリリース配信サービスだ。
同社は不正アクセスの原因は、画像と文書ファイルのダウ ンロード機能の不正利用によるものとして、今後は人員を増員し、セキュリティ体制を強化するとしている。なお、2022年2月期の連結業績への影響は現時点では軽微としている。