リコーが下着ブランド「ランゴリー」のクラウドファンディングを開始

リコーは、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すアクセラレータープログラム「トライバス（TRIBUS）」で活動中の社内チーム「ランゴリー（Rangorie）」が製造するインド柄下着の購入型クラウドファンディングを開始した。3月1日から募集を開始しており、4月15日までに目標金額50万円を目指すという。

「ランゴリー」は、2019年に立ち上げたインド人女性向けの下着ブランド。「一人ひとりが可能性を最大限発揮できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、インド人女性に自分にフィットしたおしゃれな下着を自由に選ぶことができる買い物体験を提供しながら、インドの農村部に女性の下着生産の雇用を創出し、女性の地位向上に貢献することを目指している。

今回のクラウドファンディングは、「『ランゴリー』の下着が欲しい」という応援の声に応えるため、また、お客の声を一つでも多く商品づくりに反映していくために開始された。「ランゴリー」は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、インド農村部での下着生産やインド国内での販売体制の構築が難航している。そのため当初の計画を見直し、オリジナルデザインのインド柄下着を日本国内で生産・販売し、インド国内の工場での量産を目指した工場の選定やインド農村部でのハンカチやバッグなどの生産に取り組んでいる。クラウドファンディングで集まった資金は、インド人女性の雇用促進となる下着生産トレーニングや、ミシンなどの下着生産環境の整備に活用するという。また、支援者には、色鮮やかなインドの伝統的な絵柄やパターンをモチーフにした「サリーブラ」「おうちブラ」の2種類のブラや、インド農村部の女性達と一緒に作った草木染のハンカチをリターン品として提供する。