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2000店舗の出店を目指す「ちょこざっぷ」が好調もRIZAPグループの株価がストップ安

May 17, 2024.高村 学Tokyo, JP
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「ちょこざっぷ」(撮影:セブツー)

RIZAPグループは5月15日、2024年3月期の通期連結決算を発表した。売上高にあたる売上収益は1662億9800万円(前年比7.6%増)、営業利益は5億9400万円の赤字(前年は49億4800万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する当期利益は43億円の赤字(同126億7300万円の赤字)と増収減益だった。

RIZAPグループは、低価格で24時間セルフ型のコンビニジム「ちょこざっぷ(chocoZAP)」の拡大に注力しており、CMキャラクターには俳優の松平健を起用するなど、今年3月末までに店舗数は1383店まで拡大し、会員数は110万人を超えている。こうしたことから「ちょこざっぷ」の会費が増加しグループ全体で増収となった。最終赤字ではあるが、前期の126億円のマイナスから赤字幅は改善された。

「ちょこざっぷ」は2026年3月期までに2000店舗の出店を目指しており、今期は新規出店への投資として100億円を計画している。5月1日には日本平のパーキングエリアに長距離ドライバーの利用を想定して、リフレッシュや気分転換に繋がる店舗をオープンしている。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアへの出店は全国で初となるユニークな試みだ。会員数も5月15日時点で120万人を達成する見込みで、フィットネスジムとしては国内最大数となる。

RIZAPグループは同日、2025年3月期の通期連結業績予想を発表した。売上収益は1777億円(前年比7.6%増)、営業利益は63億円(前年は5億9400万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する当期利益は20億円(同43億円の赤字)と黒字転換を見込むものの、利益水準が市場期待には届かず、発表翌日の株価はストップ安となった。5月15日に422円だった株価は、翌日の終値で前日比10.4%安となる378円だった。

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