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三陽商会が150の店舗・売場を閉鎖 今年1月に就任した中山雅之社長は副社長に

Apr 14, 2020.高村 学Tokyo, JP
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三陽商会は4月14日、2020年2月期の通期連結決算を発表した。売上高は688億円、営業損益は28億円の赤字、当期純損益は26億円の赤字となった。4期連続となる最終赤字を計上した。2021年2月期からの2年間で不採算店舗・売場を約150閉鎖し、販管費を約40億円削減するとしている。

三陽商会は同日、大幅な人事異動も発表した。今年1月に就任したばかりの中山雅之社長(58)は代表権を持つ副社長に交代し、次期社長には副社長の大江伸治氏(72)が5月の株主総会後に就任する。三陽商会の創業家出身で元社長の中瀬雅通氏(70)、前社長の岩田功氏(60)が退任し、元東急百貨店社長の二橋千裕氏(66)、元三井物産の椎名幹芳氏(70)らが新しい社外取締役に就任する。

三陽商会をめぐっては、シカゴに本社をおくRMBキャピタル(以下RMB)が「身売り」の圧力を強めていることが明らかになり、経営への関与を強める意向を示していた。昨年12月、RMBから三陽商会に対する株主提案として、「三陽商会は戦略的パートナーへの会社売却を検討すべき」とした提言があり、RMB側から戦略的パートナーとして、三井物産、英バーバリー社、ワールドの3社が具体的な候補としてあげられていた。

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