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「セフォラ」が人種差別や人種的偏見を根絶するための取り組みについて声明を発表

Jan 19, 2021.Tokyo, JP
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「セフォラ」公式HPより

フランスの化粧品専門店「セフォラ(Sephora)」は1月13日、店頭やソーシャル上での人種差別や人種的偏見に対する問題に取り組む声明を発表した。昨年、米国ミネソタ州で発生した、黒人男性が白人警官によって殺害された事件に端を発する抗議運動「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)」が世界的に広がり、多くの企業やブランドは人種差別や人種的偏見の根絶を目指す宣言を発している。

「セフォラ」は、店頭での不適切な接客を改善し、多様性や公平性、そして誰もが平等に機会を与えられることを目指す。「セフォラ」は、こうした状況を把握するため、2019年秋から2020年後半までの1年間にわたって、顧客と従業員を対象に人種的偏見に関する調査を実施した。この調査を通して主に白人ではない顧客が経験した人種的偏見の問題を具体的に特定した。広告やポスター、店頭スタッフに人種や年齢、体型の多様性がないため店内に入りにくいということや、肌の色や人種によってスタッフの接客や態度が異なり、限られた商品しか案内されないなどの声が上がったという。そのため、多くの顧客は偏見のリスクや不快な経験を避けるために、オンラインで購入するなどしている。さらに、万引と勘違いされないように財布やバッグを家に置いて出かけるなどの対応をとっていることも明らかになった。

こうした取り組みには、従業員の行動方針の更新や、製品と労働力の多様性の向上、多様性を重視したマーケティングを取り入れることも含まれている。ソーシャル上にはスペイン語も表記するなど、人種的偏見を根絶するためにさまざまな施策を取り入れる。

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