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Global|壊滅的な第4四半期の赤字で先行き怪しいタペストリー

Aug 22, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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スチュアート・ワイツマン

タペストリーの第4四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年比52.8%減の7億1500万ドル(757億9000万円、1ドル=106円換算)、人員を20%削減し、販売及び一般管理費を前年より4900万ドル削減し7億7900万ドルとしたが、なんと販売及び一般管理費が売り上げを上回るという「異常事態」が発生し、第4四半期の純損失は2億9400万ドル(311億6400万円)に達した。前年は1億4900万ドル(157億9400万円)の黒字だった。

いわゆるこうした危機的な状況でも黒字をなんとか確保しているLVMH、ケリング、リシュモンなどヨーロッパのマルチラグジュアリーブランド企業の差がこれほどなのかを思い知らさせる結果だと言えよう。

また、通期(2019年7月〜2020年6月)の売上高は前年比17.7%減で49億6000万ドル(5257億6000万円)で、通期純損失は6億5200万ドル(691億1200万円)だった。前年は6億4300万ドル(681億5800万円)の黒字だった。第4四半期の壊滅的な打撃が足を引っ張った格好だが、復活にはかなり手間取りそうだ。

通期のブランド別の業績は、「コーチ」が前年比17.4%減で売上高35億3000万ドル(3741億8000万円)で、営業利益は同48.8%減の5億8900万ドル(624億3400万円)。

「ケイト・スペード」は売上高が同15.9%減の11億5000万ドル(1219億円)で、営業損失が9900万ドル(104億9400万円)、前年は1億6500万ドル(174億9000万円)の黒字。最近日本から撤退した「スチュアート・ワイツマン」が売上高が前年比26.5%減の2億8600万ドル(303億1600万円)で2年連続の営業赤字を計上している。マルブランド化を目指して買収した「ケイト・スペード」「スチュアート・ワイツマン」もなかなか業績貢献せずに、屋台骨の「コーチ」もぐらついているのでは、先行きが思いやられる決算内容だった。

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