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フランスのロレアルがドクターズコスメ「タカミ」を展開するタカミ社を買収 

Dec 23, 2020.高村 学Tokyo, JP
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フランスの大手化粧品メーカーのロレアルは12月23日、ドクターズコスメ「タカミ(TAKAMI)」を手がける日本企業のタカミ社を買収すると発表した。取引額は明かされていないが数週間以内に買収に関する取引が完了する予定だ。「タカミ」は、東京・表参道の美容皮膚科「タカミクリニック」のノウハウをもとに1999年に設立されたブランドで、角質ケアのエキスパートとして知られている。タカミは、東京にある2つの皮膚科クリニックの創始者である高見洋医師が所有する「タカミ」のライセンス製品を開発・販売しており、ロレアルは高見医師とのブランドライセンス契約を長期間更新し、「タカミクリニック」とのコラボレーション契約を締結した。タカミの2019年度の売上高は約68億円だった。

タカミの岡村雄嗣代表取締役社長兼オーナーは、「美容皮膚科タカミクリニックのノウハウから生まれた私たちの製品は、日本の消費者の高い要求水準を満たす品質と効能を提供しています。日本での21年間の成長を経て、世界をリードするビューティーカンパニーであるロレアルグループの一員となり、その科学的・国際的な専門知識を得てブランドをさらに発展させていくことができることを嬉しく思います」と述べている。

また、ロレアルリュクスのプレジデントのシリル・シャピュイ(Cyril Chapuy)は、「タカミブランドを当社のポートフォリオに迎えることができ、大変嬉しく思っています。アジアにおけるタカミの高い定評は、その品質の高さに匹敵するものです。同社のもつプレステージビューティートリートメントの専門知識とオムニチャネルの販売網は、ロレアルリュクスのブランドポートフォリオにおいて極めて補完的といえます」とコメントしている。

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