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「フェムテック」の意味を知っている人はわずか3.2%だった宝島社調査の衝撃

Jan 18, 2022.三浦彰Tokyo, JP
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ファッション雑誌販売部数11年連続トップシェアを誇る宝島社は、10代から60代までの各世代の女性誌11誌・男性2誌の計13誌合同によるフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「もっと話そう!Hello Femtech / ハローフェムテック」を昨年12月25日からスタートしている。

これに先立ち宝島社では10〜70代の読者2230名(女性1934名、男性288名、その他8名)にフェムテックの知名度に関するアンケートを行った。

その結果、「フェムテック」という言葉を知っているのは全体の8.7%、意味までも理解していると答えたのはわずか3.2%にとどまった。本プロジェクトは、フェムテックの認知度向上を通じて、長らくタブー視されてきた女性特有の健康問題に関わる具体的な話題を話す機会を増やすことで、女性がより活躍できる社会ひいては男女に関係なくヒトが生きやすい社会を目指していく。

「付録戦略」でファッション雑誌販売部数11年連続トップシェアになった宝島だけに、この「ハローフェムテック」は啓蒙プロジェクトにとどまらず、今後フェムテック関連付録も視野に入っているのではないだろうか。一体、どんなフェムテック付録が登場するのか興味津々である。

2022年で確実に拡大が見込めるビジネスとして、フェムテック関連はその第1に指が折られる存在だが、宝島社のアンケートでは、その意味を知っていた人はわずか3.2%という結果はちょっと衝撃的だ。ただし、その回答者にその意味を説明した後だと、「フェムテック」に興味を持った人は82%を超えたという。ビジネスの前に啓蒙を十分に行わないと十分な成功を得られないということのようだ。

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