手持ち服を見ながら接客　「XZ」がEC・店頭接客のOMOソリューションを三井不動産と共同開発

スタンディングオベーション（STANDING OVATION）が運営するAIコーディネート提案アプリ「XZ（クローゼット）」は、手持ち服を活かす着回しコーデ提案エンジンを活用したEC・店頭接客のOMO（Online Merges with Office）ソリューションを三井不動産と共同開発した。

「XZ」は、手持ちのファッションアイテムをアプリに登録することで、クローゼットの中身をデジタル化できるオンライン・クローゼットアプリだ。アプリのダウンロード数は150万ダウンロードを突破し、多くの人にどこでも持ち歩けるクローゼットとして支持されている。

「XZ」はかねてより、三井不動産が運営する三井ショッピングパーク公式通販サイト「三井ショッピングパーク アンドモール（Mitsui shopping park &mall、以下アンドモール）」との取り組みを実施しており、AIスタイリストが客の手持ち服を使った着回しコーデを提案して商品購買率を向上させる施策を行ってきた。

3月18日に「ららぽーとTOKYO-BAY」にオープンした「ららぽーとクローゼット（LaLaport CLOSET）」では、「ユネイテッドアローズ（UNITED ARROWS）」や「リエンダ（rienda）」などテナントを横断したさまざまなブランドが扱われており、それらの新品商品と手持ち服を組合せた着回しコーデを提案して店舗での試着を促し、そこから「アンドモール」での購入に繋げる実証実験が開始された。「ららぽーとクローゼット」では、訪れた客の手持ち服をタブレットで閲覧しながら接客を行うことができるため、これまでの接客では把握しきれなかった客の手持ち服を「見える化」することで、一人一人に合わせた質の高い接客・提案をサポートする。手持ち服を起点にECとリアル店舗の垣根を超えた融合サービスを提供し、新たなショッピング体験を実現する。