「ザラ」のインディテックスは第2四半期も好調　上半期の売上高は前年比49％増

「ザラ（Zara）」をメインブランドに持つSPA企業インディテックス（INDITEX）は9月15日、第2四半期（2021年5月〜7月期）の決算を発表した。売上高は69億9,000万ユーロ（前年同期比47.7%増、約9016億円*）で、純利益は8億5,000万ユーロ（同397％増、約1,096億円*）だった。第2四半期としては、売上高、利益ともに過去最高を記録した。第1四半期も合わせた上半期として見ると、売上高は119億4,000万ユーロ（同49％増、約1兆5,402億円*）で、純利益は12億7000万ユーロ（同1億9500万ユーロの赤字、約1638億円*）だった。これは、コロナ前の2019年の業績も上回る数字で、全世界でのコロナ関連の規制緩和による回復がみられる。

同社代表取締役社長のパブロ・イスラ（Pablo Isla）は、「（今回の結果は）社員全員によるコミットメントを持って、最高にクリエイティブで高品質なファッションの提供に引き続き注力した結果です。それらすべてのおかげで、私たちは独自のビジネスモデルで戦略的かつ持続可能な変革の恩恵を享受しています」とコメントしている。

今期もオンラインでの売上が業績全体の向上に貢献している。上半期で見ると前年比36％増、2019年の同期と比較すると137％も増加しており、2021年度の総売上高の25％以上をオンラインでの売上が占めると予想されている。

*1ユーロ＝129円換算（9月16日時点）