ZOZOは10月28日、ブランドの実店舗を支援するOMOプラットフォーム「ゾゾモ(ZOZOMO)」を11月1日からスタートすると発表した。「ゾゾモ」は、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の販売力を活かし、ファッション業界のOMOを推進し、ブランド実店舗の売上を支援するサービスだ。
サービス内容は3つあり、まず「ゾゾタウン」上でブランド実店舗の在庫確認や在庫の取り置きが可能になる。ブランドにとっては、実店舗への集客と実店舗における別商品のあわせ買いが期待できる。サービスインでは「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」や「シップス(SHIPS)」などがこのサービスに対応する。
2つ目は、ショップスタッフ専用ツール「ファーンズ(FAANS)」を提供し、ショップスタッフの効率的な販売をサポートする。さらに、今後はコーディネート投稿機能や、投稿コーディネート経由の売上を可視化する成果確認機能の正式リリースを予定しており、LIVE配信やオンライン接客機能などの構想も検討している。
3つ目は、「フルフィルメント バイ ゾゾ(Fulfillment by ZOZO)」で、これはブランド自社ECと「ゾゾタウン」の在庫をシェアリングするものだ。両者のECの在庫を一元管理することで、各チャネルにおける商品欠品による販売機会の損失を最小化する。ZOZOが運営する「ゾゾベース(ZOZOBASE)」がブランド自社ECの物流機能も担うため、ブランド側は倉庫拡張に伴う設備投資や人件費、人員の採用・在庫保管料のコストがかからず負荷が少なくて済むメリットがある。