アディダスは3月3日、同社の新チーフ・クリエイティブ・オフィサーにアラスデア・ウィリス(Alasdhair Willis)を任命したと発表した。チーフ・クリエイティブ・オフィサー(最高クリエイティブ責任者)は、デザイン部門のリーダーとしてグローバルブランドとその3つの主要レーベルのクリエイティブ・ディレクションの形成・指導を担当する。同社とウィリスの契約は4月から開始される。
デザイナーのステラ・ マッカートニー(Stella McCartney)の配偶者であるウィリスは、2005年にスタートした「アディダス バイ ステラ マッカートニー(adidas by Stella McCartney)」を主導したチームメンバーの1人でもあり、「アディダス(adidas)」のコンセプトの発展にも貢献してきた。
その他、ウィリスは2013年から2020年まで英国のファッション・ヘリテージ・ブランドである「ハンター(HUNTER)」のクリエイティブ・ディレクターとして活動し、小さな単一製品ビジネスをマルチカテゴリのグローバルファッションブランドに成長させた。また、ファッション、アート、建築などを扱う雑誌「Wallpaper*(ウォールペーパー*)」の共同創設者としても知られている。
ウィリスは、「アディダスで恒久的な役職につき、パートナーシップを今後も発展させられることは大きな特権であり、信じられないほどエキサイティングな次のステップのように感じています。アディダスというブランドが持つ、スポーツ・スポーツ文化、もしくはそれ以上のものへの影響力は計り知れません。アディダスで、デザインとブランドのリーダーシップの新時代を確立し、チームと協力してブランドをさらに高いレベルに引き上げるのに役立てる機会を歓迎します」と述べている。