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コーセーなど17社が参画!経済困難下の女性へ化粧品を無償で届ける「コスメバンク プロジェクト」がスタート

Dec 11, 2021.セブツー編集部Tokyo, JP
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一般社団法人バンクフォースマイルズは、「女性と地球にスマイルを」というスローガンのもと、行き先が決まっていない化粧品の余剰品を経済的困難下にある女性に無償で届ける「コスメバンク プロジェクト」を立ち上げた。12月13日からパイロット版の配送を開始し、全国約2万2,000世帯のシングルマザーら経済的困難を抱える女性に、化粧品などの在庫品をギフトとして届ける。

日本における女性の貧困は大きな社会問題となっており、母子家庭数は約123万世帯に登るが、うち過半数が相対的貧困下にある。コロナ禍でその状況はさらに深刻化しているだろう。更に、この問題は化粧という側面にも現れており、特に女性は化粧が身だしなみの重要な要素でもあるため、経済的困難下で「化粧品が買えないために、子どものハレの日でもマスクで顔を隠して参加せざるを得ない」という悲しい問題までも生じている。一方で、世の中には旧仕様品となった製品や、店頭から未開封の状態で返品された製品など、品質には何ら問題がないものの再販売の難しくなった化粧品が、余剰品として行き場をなくしている問題も存在する。

バンクフォースマイルズは、経済的理由など様々な事情で化粧品を手にできない女性と、行き先が決まっていない化粧品をマッチングすることで、女性の貧困問題と化粧品の余剰問題に取り組み、化粧品を通して自信や笑顔を届ける。「女性と地球にスマイルを」というスローガンに象徴されるように、必要としている人の元へ余剰品を届けることで、人にも環境にも優しいプロジェクトとなっているのだ。

今回のパイロット版配送では、コーセー(KOSE)や、「ラブ・ライナー」などを展開するmsh、「ボタニスト(BOTANIST)」などを展開するI-neを含む計17社が参画し、15万点もの商品が寄贈された。これらの商品が7~8点の「コスメ詰合せギフト」として詰め合わされ各世帯に届けられる。また、WWD JAPANや、@コスメを運営するアイスタイルをはじめ、女性支援団体や施設など、様々な企業・個人もプロジェクトの運営に協力している。

プロジェクトは2022年春から本格稼働を予定している。

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