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ダイドーリミテッド子会社の希望退職に104名が応募 今期2億2400万円の特別損失を計上

Feb 10, 2022.高村 学Tokyo, JP
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ダイドーリミテッドは2月9日、連結子会社のダイドーフォワードの店舗勤務の社員を対象にした希望退職者募集に104名の応募があったと発表した。ダイドーフォワードはダイドーリミテッドの100%子会社で、主力ブランドの「ニューヨーカー(NEWYORKER)」や「サリー・スコット(Sally Scott)」などを手掛けている。対象者は、正社員、契約社員、再雇用契約社員で、退職日は2022年2月10日。ダイドーリミテッドは2021年3月末時点で866名の従業員が在籍しており、約1割にあたる100名程度を募集していた。今回の募集にともなって発生する費用は約2億2400万円を見込んでおり、2022年3月期第3四半期連結決算において特別損失に計上する予定だ。

ダイドーリミテッドの2021年4月〜12月の連結決算は2月10日に発表され、売上高は174億2600万円(前年同期は127億300万円)、営業損益は17億8700万円の赤字(同18億8700万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損益は16億3800万円の赤字(34億円の赤字)だった。また、新型コロナウィルス感染症の影響により未定としていた2022年3月期通期連結業績予想を発表している。売上高は249億円(前期は172億9900万円)、営業損益は19億円の赤字(同25億2700万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純損益は34億円の赤字(同45億1300万円の赤字)とした。同社は、昨年1月に持分法適用関連会社であったブルックス ブラザーズ ジャパンの株式の一部を追加取得して連結子会社化し、グループ全体でのシナジー効果の創出を目指していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により百貨店やショッピングセンターでの販売が苦戦し、厳しい状況が続いていた。ダイドーリミテッドは、昨年3月にタレントの城戸真亜子が社外監査役に就任したことでも知られている。

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