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Japan|破産した音楽メディア「ルーテ」が競売へ 元メンバーが買い取りに名乗り

Apr 23, 2020.Tokyo, JP
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音楽メディア「ルーテ(lute)」を運営していたlute株式会社が、2019年12月4日に東京地裁から破産開始決定を受けた。厳しい資金繰りや社内の内部対立などが原因で経営が悪化したといわれている。負債総額は約3億1000万円で、創設者である五十嵐弘彦氏は破産手続開始決定以降から行方不明となっているもよう。

そんな「ルーテ」は、チャンネル登録者数が約10万人(4月23日現在)のYouTubeチャンネルや、インスタグラムなどのメディアが資産として裁判所の管轄となっている。ラフロワ合同会社代表の野呂翔悟氏は、「ルーテ」のメディアを買い取るために準備を進めていることを無料ブログサービスの「note」内で発表した。現在手を挙げている会社は他にも数社いるとのことだが、詳細は公にはされていない。

野呂氏は、外部パートナーという立場で立ち上げ当初から「ルーテ」に深く関わっていた人物であり、元メンバーやメディアに特別な思い入れがあるという。「ルーテという存在がインディーズのアーティストに対して、少しばかりは貢献できていた部分があるのではないかと思っており、これからもそういった存在でありたいという思いはメンバー一同、変わりません」「本気で取り組んできた彼らの思いを引き継いで、事業の立て直しを図り、luteを作ってきたメンバーと共に復活を目指し、少しでも日本の音楽ファンとアーティストに貢献したいと考え、この度、競売に臨みます」とコメントしている。

「note」内では、競売に向けてこれまでの経緯や当事者のコメント、今後のビジョンなどを発信していくという。

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