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全米最大手の老舗百貨店メーシーズが今後3年間で125店舗閉鎖、従業員2000人解雇

Feb 7, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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ニューヨーク・ヘラルドスクエアの旗艦店

全米最大手の老舗百貨店メーシーズ(Macy's)は、2月4日に今後3年間で全体の約20%に当たる125店舗を閉鎖すると発表した。さらにオハイオ州シンシナティにある本社を閉鎖して本社機能をニューヨークに集中し、従業員の約10%に当たる2000人を解雇する。

改革項目は5つある。
①顧客とのつながりを深めるロイヤリティープログラムの拡大
②地域に合わせた商品戦略への投資、10億ドル規模の4つのプライベートブランドの確立
③現在60億ドルの売上高を持つウェブサイトやモバイルアプリへの投資
④現在ある「150の好調なモデル店」をさらに100店舗拡大

インショップ展開している261のオフプライス店「バックステージ」は今年新たにオフプライス専用モールに7店出店する。新しい小型店である「マーケット・バイ・メーシーズ」は地域のライフスタイルセンターで展開し、1号店は2月6日にテキサス州ダラスにオープン。

⑤管理職体制の変更、およびシンシナティの本社とサンフランシスコのECセンターを閉鎖

これらの改革で同社は2022年までに15億ドルの経費削減につながると予測している。

ジェフ・ジェネット(Jeff Gennettez)CEOは、「資源を健全な事業に集中し、不健全な部分に迅速に対応するとともに、新たな収益の流れを探る」とコメントしている。

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