「モンベル」恵比寿店が８月14日閉店　30年の歴史に幕

「モンベル（mont-bell）」は、東京のモンベル恵比寿店を８月14日に閉店する。

恵比寿店は、JR恵比寿駅西口前に店舗を構え、約30年間営業してきた。現在の恵比寿店は、１度入居するビルの建て替えを経て、旧店舗の２倍ほどに面積を拡大しフラッグシップストアとして運営されていた。

「モンベル」は、日本国内に現在約125店舗を展開しているが、マルイ池袋店を2021年８月に閉店、2020年にオープンした六本木ヒルズ店を2021年12月に閉店し、2022年には新潟、徳島、奈良の店舗を閉店。2023年に入っても１月にキャナルシティ博多店とマリンピア神戸店を閉店するなど、店舗数を減らしている。

しかし、2021年に福井県大野市にオープンした越前大野店は、カヤック体験ができる話題性も伴って売上高が計画の約２倍で推移するなど、好調な店舗もある。

また、昨今のキャンプブームが追い風となり、2021年のモンベルグループの年商は約940億円にのぼったと発表している。

「モンベル」は、恵比寿店の閉店後は近隣の渋谷店やECサイトを利用するよう促している。