良品計画は、「無印良品」の中でも世界最大規模となる大型店舗を広島県西区の複合商業施設「アルパーク(ALPARK)」内に4月22日にオープンする。「無印良品 広島アルパーク」は国内最大級の品揃えを誇り、充実した食品や生活雑貨に加えて人々の暮らしをサポートするさまざまなサービスも展開する。
同店は「食べることを楽しむ」「環境について考える」「健康を保つ」「住まう・暮らす」「法人向けの空間サービス」「地域が繋がる場所」の6つのキーワードで地域に根ざした商品やサービスを提供する。キッチンカウンターでは食育をテーマに野菜ソムリエの資格を持ったスタッフが無印良品で販売する商品を使ったレシピを提案する。家具やリノベーション分野ではサイズオーダーができる家具や、素材を選べるラグ・カーテンなどの商品の販売、リフォームなどくらしの悩みを専門のアドバイザーに相談できるサービスを展開する。また、健康を保つという点では気軽に健康相談ができる「まちの保健室」を導入した。「まちの保健室」は「無印良品」がクオール薬局とともに2021年7月より全国で初めて直江津で展開したサービス。気軽に健康相談ができ、健康維持から予防、薬の購入も可能だ。
環境保全にも力を入れ、資源循環型の社会を目指す取り組みも複数行う。これまでにも行ってきた容器や繊維の回収リサイクルだけでなく、「無印良品」で初めてとなる洗剤やシャンプーなどのヘアケア製品の量り売りを行う予定だ。手持ちの容器や詰め替えボトルを利用し必要な分だけ購入できる形にすることでプラスチックごみの削減を目指す。ほかにも木材の製造が盛んな広島県で、見た目の問題ではじかれる未利用材を活用した家具の販売も行う。
また広島の食材や商品の販売、法人向けの空間づくりサービスや店内外での地域にまつわる体験イベントなど、地域と密着した取り組みが多数計画されている。