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オンワードがOMO型店舗を出店拡大 阪神梅田本店など新たに10店舗

Oct 26, 2021.Tokyo,JP
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オンワード樫山は、OMO型店舗を拡大し、10月8日にオープンした阪神梅田本店など新たに10店舗出店した。OMO型店舗とは、実店舗とオンラインストアのメリットを融合した新業態で、2021年4月にスタートした。これまで、埼玉県、愛知県、千葉県、高知県に4店舗を展開していたが、今回の出店拡大で全国13都府県の計14店舗での展開となった。今後もさらなる出店拡大を目指していく予定だ。

OMO型店舗普及の背景には、EC市場の好調ぶりがある。経済産業省が2020年4月と7月にそれぞれ公表した「商業動態統計」と「電子商取引実態調査」によると、2019年の衣料品のEC市場は約1.9兆円と、5年前と比較して1.5倍に増えた。対して、オンワードのメンバーシッププログラムを活用したアンケートでは、公式通販サイトではなく店頭を活用する理由として、「実物を確認して購入したいから」や「試着して購入したいから」という回答が目立った。これらの背景をもとに、ECと店舗に完全な線引きをするのではなく、そのハイブリット型のOMO店舗の需要が高まっている。

OMO型店舗の「オンワード・クローゼットストア/セレクト(ONWARD CROSSET STORE/SELECT)」は、自社のアパレルなどのほか、コスメからインテリア雑貨まで、ブランドの垣根を超えて様々な商品を取り揃えている。またその他にも、実店舗のスタッフをオンライン上で指名して接客を受けることができる「パーソナルスタイリング」や、オンライン上にある在庫を店頭に取り寄せて試着できる「クリック&トライ」といったサービスが特徴的だ。特に「クリック&トライ」を2021年2月から試験的に導入した高知大丸店では、3月から7月の購入客数のうち、9割弱がサービス利用によるものだったことなどから、その好調ぶりがうかがえる。

新たに出店した「オンワード・クローゼットストア/セレクト」10店舗のうち、8店舗は10月26日現在すでに営業を開始している。残り2つのうち、長野県のアイシティ21店は10月28日に、新潟県のアピタ新潟西店は11月3日にオープン予定だ。

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