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東京・銀座4丁目交差点の「三愛ビル」が老朽化で解体・建て替え

Feb 1, 2023.Tokyo,JP
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三愛ビル

リコー(RICOH)は2月1日、東京の銀座4丁目交差点に面した「三愛ドリームセンター」(東京都中央区銀座5-7-2)の建て替え工事を発表。2023年1月31日をもって、一時閉館した。

「三愛ドリームセンター」は1946年にリコー創業者の市村清氏が旧六十九銀行銀座支店跡地に建設した地上2階建ての商業施設ビルだ。名称は一般公募によって決定し、通称は「三愛ビル」。奈良県の法隆寺五重塔をヒントに円筒柄のビルが考案され、現在でも銀座のランドマークのひとつである。

閉館前までは1階に「銀座フラワー」、1〜2階に「ドトールコーヒー」が入店しており、以前は「銀座 LABO」「C'BON BeautyOasis 銀座店」「ブランドオフ」などが出店していた。

竣工から60年が経過し、建物の老朽化が進んだことから今回の建て替えを目的に解体する。リコーは解体工事の期間を2023年3月から約2年間にわたって行うとしている。「新三愛ドリームセンター」(仮)の設計者は、小堀哲夫建築設計事務所の小堀哲夫氏が担当。「CIRCULAR(サーキュラー) -めぐり めぐる よろこび-」をコンセプトに多様な人々が集い、環境に配慮された空間作りを目指す。

リコーの山下良則社長は「建設から今年で60年が経ち老朽化が進んでいます。人通りの多い銀座4丁目交差点に面しており、道行く人や訪問いただくお客様への安全、安心の担保は責務であることから、この度、建て替えを決断しました。市村氏の想いを引継ぎ『はたらく”に歓びを』というリコーの2036年ビジョンの実現に向け、その象徴となるような建物にしたいと考えています。2027年の竣工を目指し、リコーらしく、銀座の街にふさわしい新たなランドマークをつくることを目指します」とコメントした。

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