資生堂は5月11日、アクセンチュアと合弁会社である資生堂インタラクティブビューティー(SHISEIDO INTERACTIVE BEAUTY)を7月に設立することで合意したと発表した。資生堂インタラクティブビューティーは、資本金1億円のうちの過半を資生堂が出資し、両社のデジタルやIT領域などの専門家の約250名で構成される。代表には資生堂の執行役員CITO(Chief Information Technology Officer)の高野篤典氏が就任する。
資生堂は、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の中で、「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げているが、新会社ではビューティ領域に特化したデジタル・ITの専門家集団として、資生堂だけでは達成できないスピードとイノベーションで、新しいビューティ体験の実現を目指す。
資生堂の社長兼CEOの魚谷雅彦氏は、今回の発表に際して「美の力でよりよい世界の実現を目指す中で、変化し続けるお客さまと市場に迅速に対応するためにデジタルトランスフォーメーションは必要不可欠な要素となっています。グローバルでのデジタル領域で多くの実績を持ち、なによりもその企業理念と価値観に共感するアクセンチュアとの協業は、当社にとって大きな飛躍のチャンスを生み出すでしょう。お客さまが今までに経験したことのない新しいビューティー体験を共に生み出し、化粧品業界に変革を与えることができると確信しています」とコメントしている。