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ファストリがインドの新型コロナウイルス感染症対応のため3億3000万円相当を緊急支援

May 26, 2021.Tokyo, JP
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ファーストリテイリング(FAST RETAILING)は、新型コロナウイルス感染症が急拡大しているインドに総額2億2000万ルピー(約3億3000万円)を緊急支援することを発表した。同社は、2億2000万ルピーのうち1億ルピー(1億5000万円)を寄付に充て、1億2000万ルピー(約1億8000万円)を最前線で感染症対応に従事する人々への「エアリズムマスク」の寄贈に充てた。寄贈する「エアリズムマスク」の数は60万枚を超える。1億ルピーの寄付先はインドで活動する2つの非営利団体、ギブインディア(GiveIndia)とアクシャヤ・パトラ財団(Akshaya Patra Foundation)。ギブインディアは酸素濃縮機など医療機器の迅速な提供や、感染が急拡大するインド国内の州の医療インフラ強化、感染症で亡くなった人々の遺族に対する弔慰金に、アクシャヤ・パトラ財団は感染症による生活への影響が大きい低所得者への食事や非常食提供のために活用する。
ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏は「新型コロナウイルス感染症の影響を受けられた方々にお見舞いを申し上げるとともに、日々奮闘されている医療従事者の方々に心から敬意を表します。現在、インドで起きているのは、世界が一致団結して立ち向かうべき緊急事態です。当社は危機的な状況にあるインドの人々の支援に真摯に取り組んでいきます。当社の活動が、現地の方々の切実なニーズの役に立ち、復興につながることを願っています」と述べた。
また、「ユニクロ(UNIQLO)」インドCEOの清智彦氏は「約1年半前、インドのコミュニティは当社を温かく迎え入れてくれました。この数週間、コミュニティがお互いを助け合うため、一丸となっている様子を目の当たりにしています。当社の取り組みが、今回の厳しい状況を乗り越えるための一助になればと思います」と述べている。
「ユニクロ」は2019年10月、首都ニューデリーにインド1号店をオープンし、現在、同国で計6店舗を展開している。2016年9月には、インドの繊維業界に対するコミットメントの一環として、現地の生産者との窓口となる生産事務所を開設した。

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