ワークマンは6月16日、池袋サンシャインシティアルパ2階に「ワークマン シューズ(WORKMAN Shoes)」をオープンした。壁の仕切りのない真横スペースには同時に「#ワークマン女子(WORKMAN GIRL)」もオープンした。両店舗を合わせると132坪の広さで、首都圏の商業施設内店舗としては最大面積の旗艦店になる。「ワークマン シューズ」は4月に大阪のなんばCITYに1号店を出店し、池袋は2号店になる。10月には吉祥寺の商業施設に3店舗目を出店予定で、2023年3月期末までに8店舗体制になる。いずれも「#ワークマン女子」との複合店舗になる。
「ワークマン シューズ」は、低価格と高機能を実現したシューズをプライベートブランドとして展開しているのが基本戦略だ。価格展開は980円、1500円、1900円、2900円の4価格のみで、スニーカーやパンプス、バレエシューズ、本格的なランニングにも対応したスニーカーなどがラインアップされている。ハイクシューズはすでに100万足を超えるベストセラーだ。
「ワークマン シューズ」は一般靴の年間売上が100億円を突破しており、2023年3月期末までに140〜150億円程度の規模にまで成長する見込みだ。達成した場合、靴小売業界で第6位になる。池袋の店舗は初年度は1億5000万円の売上を目指しているが、アイテム数が現在の49から150まで拡大した段階で、路面で単独出店していく。主力の路面出店は10年ほどで200店舗、売上は300億円を目指すという。ABCマート、チヨダ、Gフットの靴小売3強に挑む「ワークマン シューズ」の動向に注目したい。