お風呂クレンジング派にとっては、濡れた手でもOKというのは嬉しい。まず、乾いた手にクレンジング剤をのせてみる。色は白濁し緑がかったグレー。これが、カナダの氷河クレイの色だろう。肌にのせて優しくマッサージすると、マンナンスクラブ(こんにゃくいも原料)がプチプチとした触感で心地よい刺激に。小鼻の周りやざらついた顎にかけて、ていねいにクルクルする。ラベンダー、ベルガモットなどハーブの香りがすっきり爽やかで、とても清涼感がある。顔全体をマッサージし、スクラブ入りのため目元のマッサージはできる限り避け、そっと撫でるようにしてからシャワーで流した。目は避けたつもりなのだが、ツブツブが入ったのか沁みて痛くなったので目だけを再度洗ったら落ち着いた。
タオルで水分を取って肌を触ってみると、もっちりしっとり。鼻や顎などザラつきが気になっていた部分もふんわりとした触り心地に仕上がっていた。欲しかったさっぱり感と、水をホールドしたしっとり感が両立していて優秀なクレンジングだ。ざらつきが気になる時には使ってみよう。
ただ、目周りのマッサージが出来ないので、アイラインをキッチリ引く人は他のクレンジングで目元のメイクだけは別でオフすることをおすすめする。
アムリターラ リラックスアロマクレンジングクリーム ラベンダー 150g ¥4,200
ちなみに、クレンジングジプシーだった私があるメイクさんに教えていただいてから1年半使い続けているのが「アムリターラ(AMRITARA)」のリラックスアロマクレンジングクリームだ。合成界面活性剤を使用せず、大豆レシチンで乳化したクリームは肌に優しくて安心。乾いた手で乾いた目元に馴染ませれば、アイラインやシャドーもきちんと落ちる。天然精油から抽出したラベンダーの香りにうっとりしながら、潤いを保つクレンジングは毎日の定番になっている。
ただ、ゴワツキが気になる日や適度な刺激が欲しい時には、スクラブ洗顔がいい。ということで、「アムリターラ」のクレンジングクリームで目元のメイクをオフした後に、「ニーゼロネオ」のウォーターホールドクレンジングジェルで顔全体を優しくマッサージすれば完璧なのではないか。スクラブで首元やデコルテ、さらにヒジやヒザなどもマッサージすれば贅沢なバスタイムになりそう。しばらく、「ニーゼロネオ」と「アムリターラ」、この最強クレンジングペアで夜のケアをスタートしようと思う。
***このコーナーは、ビューティー偏差値(女子力)低めの40代ライターが、遅ればせながら自らのエイジングサインに直面して焦り、コスメ、健康食品、エクササイズなどを手探りで体験レポートする連載です。ナチュラルで体に優しい美容法を中心に、時には最新科学も取り入れながら、頑張りすぎない美しさを追求していきます。