最新モデル「アップルウォッチ Series 7」とともに発表された「アップルウォッチ エルメス(Apple Watch Hermès)」の新作バンドが「可愛い」「欲しい」とSNS上でも話題だが、今回は2021年に発表された新作バンドを紹介する。
「アップルウォッチ エルメス」の歴史は2015年9月に遡る。第1弾ではシンプルトゥール(13万8,000〜14万5,000円)、ドゥブルトゥール(15万8,000円)、カフ(18万8,000円)など、「エルメス」のアイコニックなスタイルである繊細な仕上げのレザーベルトが発売され、日本でも即完売だった。それ以降「アップルウォッチ エルメス」は、2016年、2017年、2018年、2019年と毎年新作を発売してきており、アップル製品の中でも定番シリーズとして立場を確立している。
2016年に最初の「アップルウォッチ プライドエディション」が登場して以来、毎年のプライド月間・6月には、多様性をセレブレイトするバンドの新作を発表してきた。2021年の今年も、プライドエディションの新作バンド「ブレイデッドソロループ」(1万780円)とダイナミックな文字盤を発表した。どちらも、その豊かな歴史を通じてLGBTQ+コミュニティの多様性を象徴してきたいくつものプライドフラッグにインスパイアされた幅広いカラーを取り入れたカラフルなデザインに仕上がっている。ブラックとブラウンは、黒人コミュニティとラテン系コミュニティ、およびHIV・AIDSで亡くなった人やこの病気と生きる人を象徴し、ライトブルー、ピンク、ホワイトはトランスジェンダーとノンバイナリの人を象徴しているという。ユニークな新作バンド「ブレイデッドソロループ」には、伸縮性のあるシリコン糸混紡リサイクルヤーンが採用され、バックルもクラスプもなく極上の着け心地を追求したデザインに。プライドエディションの新作の文字盤には、バンドの新しいカラーが美しく描かれており、LGBTQ+ムーブメントの団結した強さと相互サポートを象徴している。
さらに今年は東京2020オリンピック開催に合わせて、アスリートとスポーツファンに敬意を表した「インターナショナルコレクションバンド」(5,280円)が発売された。世界22か国を表したカラフルなデザインの限定版スポーツループバンドと、それぞれに対応するダウンロード可能な文字盤が登場し、7月15日にはアップル新宿店が「インターナショナルコレクションバンド」モチーフにデコレーションされるなど、オリンピックを盛り上げる取り組みがなされた。
9月14日に発表された「アップルウォッチ Series 7」は、本体のサイズをほとんど変えることなくディスプレイだけを大きく再設計され、エッジまで流れるような滑らかなデザインに。また、高速充電USB-Cケーブルに対応し、一新された充電アーキテクチャにより約45分でバッテリーを0から80%まで充電可能になった。「アップルウォッチ Series 7」の米国での価格は399ドル(約43734円*)からで、秋頃発売予定。
*1ドル=109円換算(9月21日時点)