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「ブルガリ」がAIを活用したインスタレーションを開催 「セルペンティ」を香りとともに表現した自然空間

Oct 14, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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© Bvlgari

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は10月13日、「ブルガリ(BVLGARI)」がミラノデザインウィーク中に開催していた「セルペンティ(Serpenti)」の変容を表現した「メタモーフォシス」展を継続し、10月31日までミラノのドゥオーモ広場で公開すると発表した。

開催の継続にあたってインスタレーションを一層豊かなものにするために、同ブランドのマスターパフューマー、ソフィー・ラッベ(Sophie Labbe)と香料メーカーのフィルメニッヒ社は、マルチメディアアーティストのレフィーク・アナドール(Refik Anadol)の協力のもとAI(人工知能)を活用し、新たな「Rainforest Serpenti(熱帯雨林・セルペンティ)」展を完成させた。「ブルガリ」が長い歴史の中で蓄積してきた専門知識により、3D彫刻インスタレーションは、知覚、感覚、嗅覚を含む、自然のあらゆる側面を称え、鑑賞者に届けることが可能となっている。

ラグジュアリー・メゾンとしては初の試みとなった「ブルガリ」のデジタル3D彫刻インスタレーションは、ミラノ・ドゥオーモ広場での展示を終えると、次は世界ツアーに出発する予定だ。ツアー終了後は、NFT(非代替トークン)に変換され、その収益はイタリアのメゾンとレフィーク・アナドールが選んだ慈善団体に寄付される。

今回完成した3D彫刻のインスタレーションは、自然の美しさと神話のセルペンティ、「ブルガリ」のエンブレム、そして変態(メタモーフォシス)の完璧なシンボルを称えている。アルゴリズムを使用して、約2億枚の自然の写真、1億6000万枚の花の写真、さらに12万枚のヘビの画像を分析して生成された画像を使用し、自然の中の空間が再現されている。同インスタレーションは、自然、アート、テクノロジー、そしてラグジュアリーの関係に対する印象的な美的アプローチを提案する特別なものとなっている。

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