Global｜「ディオール」キム・ジョーンズデビューコレクション

メンズのアーティスティック・ディレクターにキム・ジョーンズ（Kim Jones）を起用してから初となるメンズ2019サマーコレクションを「Dior（ディオール）」は6月23日に発表した。ブランド名を「Dior Homme（ディオール オム）」から「DIOR（ディオール）」に変更し、今後はウィメンズと同じ名称のもとで展開していく。

コレクションのインスピレーションは創業デザイナークリスチャン・ディオール（Christian Dior）の自伝「Christian Dior & moi（クリスチャン ディオールと私）」。ディオールのパーソナリティとメゾンを象徴するオートクチュールへのダブルオマージュで、彼が愛した花や色彩で自伝の中に存在する2人のディオールを表現したという。新たに「DIOR」のアクセサリーデザイナーに就任した「AMBUSH（アンブッシュ）」のユーン・アン（Yoon Ahn）の他、「ALYX（アリクス）」のデザイナーのマシュー・ウィリアムズ（Matthew Williams）やスティーブン・ジョーンズ（Steven Jones）もコレクションに参加している。

パリ・フランス共和国親衛隊兵舎で開催されたショーにはヴァージル・アブロー（Virgil Abloh）やカール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）、ベラ・ハディッド（Bella Hadid）など1000人以上のゲストが来場。会場には現代アーティストのKAWS（カウズ）がショーのために約7万本の花で制作した巨大な「BFF」が設置された。KAWSはスペシャルバージョンの「BFF」の他に、今回のためにブランドのアイコンである「BEE」を使ったコラボレーションピースもデザインした。