「フェンディ(FENDI)」は、2019-20年秋冬メンズコレクションにゲストアーティストとして今年2月に亡くなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を迎えた。「フェンディ」3代目のクリエイティブ・ディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)とカール・ラガーフェルドのほぼ生涯にわたって続いてきたメンターとしての絆と、お互いへの尊敬を再認識するべく誕生した、1度きりの限定コラボレーションとなった。カール・ラガーフェルドによる「フェンディ」の完全な芸術的ビジョンが主なインスピレーション源となっている。50年以上にわたり「フェンディ」を形作ってきた彼の説得力ある美意識は、今回初めて「フェンディ」メンズコレクションの共同デザイナーとして、さらに彼自身デザインモチーフとしても活用されている。本コレクションでは、テーラードショルダーの強烈なカットから、シャープなブラックメタリックにきらめくクラシックなニュートラルカラーの色使いに至るまで、ラガーフェルド的なタッチが見られる。彼の描いたスケッチからは、ユニークなアシンメトリーなデザインの襟が誕生。右側はショールカラー、左側はノッチド・ラペルの遊び心あふれるデザインが、シャープなブレザーやコートのアクセントになっている。さらに、彼の世界が「カールコラージュ(Karl Collage)」プリントとして生きいきと躍動する。彼が描いたイラストやロゴ、文字、ヴィンテージの写真などが、シルクシャツやコート、さらにシアーメッシュのバッグなどにプリントされた。