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「グッチ」100周年を祝したコレクションを展開 伊勢丹新宿店とうめだ阪急のPOP-UPも

Oct 3, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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「グッチ(GUCCI)」は10月2日、ブランドの創設100周年を祝してデザインされた「Gucci 100コレクション」を公開した。同コレクションは、1921年から現在までに「グッチ」のブランド名が歌詞に登場した曲数である「22,705」という数字から着想が得られ、個人のアイデンティティを表現するウェアと、さまざまな記憶を呼び起こす音楽という2つの普遍的な言語の深いつながりを表現している。同コレクションのウェアおよびアクセサリーには、「Gucci 100」のロゴやブランドの名を含む膨大な曲の中から、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が選んだ3曲の歌詞があしらわれている。

アレッサンドロは、「私にとって100周年は、グッチの永遠の生命力を明らかにする機会となりました。グッチは年ごとに新たに生まれ変わり、自らを再生し、年を取らない少年のように力強いビジョンで世界を観察しながら、現代性との類まれな関係を再構築し続けているのです。私はグッチが100年前からあらゆるジャンルのポップカルチャーの世界を行き来しながら取り入れてきたことが、その若さにつながっているのだと感じています。とりわけ、音楽はファッションと並んで時代に即座に反応して、新しさ、今という感覚を示すことのできる媒体です」とコメントしている。

「Gucci 100コレクション」の広告キャンペーンには、ジャズ、サイケデリック、ジャパニーズパンク、ディスコ、ヒップホップ、アフロビートといった多種多様なジャンルの音楽がBGMとして採用され、登場人物たちはサウンドやハーモニー、雰囲気、スタイルの進化を辿る旅に出るというストーリーを展開。アレッサンドロによるクリエイティブ・ディレクションのもと撮影された同キャンペーンは、人生そのものへの愛、つながる喜び、ダンスの美しさ、音楽の圧倒的なエネルギー、パフォーマンスの快感を表現している。そしてビジュアルでは、楽観主義でありたいというブランドの想いと、楽しさを共有する瞬間としてウェアを身にまとうことの喜びを、「アナログ」的な写真の魅力を通じて訴えかける。

同キャンペーンのフィナーレには、1970年代後半の雰囲気を如実に物語る伝説的なキャデラック、「セビル バイ グッチ(Seville by  Gucci)」のレプリカが登場。1978年からごく少数のみ限定生産されたこの車は、ブランドの先鋭的なビジョンの証でもある。「グッチ」は米国の玩具メーカ・マテル(Mattel)社の「ホットウィール(Hot Wheels)」とコラボレーションし、初の公式ミニカーを製作。キャデラックの1982年モデルを64分の1のサイズで再現したレプリカを、世界5000台限定で発売する。

今回の「Gucci 100コレクション」に合わせて、「Gucci 100」のショッピング体験ができる期間限定ショップ「Gucci 100 Pop-Up」が展開され、日本では東京の伊勢丹新宿本館と大阪の阪急うめだ本店の2箇所で開催される。期間は、伊勢丹新宿では10月6日から10月12日まで。阪急うめだ本店では、1階で10月20日から10月26日までで、9階では10月20日から11月15日まで。各ショップは、アレッサンドロのファッションに対する型にはまらないアプローチを表現した特別な没入型空間となっており、このイニシアチブは世界中の「グッチ」ファンとその周りを取り巻くコミュニティとのつながりを深めることを目的としている。クラシカルな建築意匠やアーチ型のディテール、LED、白く反射するフロアといった視覚的な要素を組み合わせた多次元の環境でコレクションを展開し、また、コレクションそのものを映し出した会場は、過去と現在のつながりを祝し、音楽を通じて表現されている。キャビネットの側面に設置されたホイールを回すことで、すべてに「グッチ」の名前が使われている、さまざまな年代の楽曲のプレイリストを楽しむこともできる。

ファッションと仮想現実の対話の中心にブランドを据える「グッチ」の実験的なアプローチに従い、ポップアップはオンライン上でも展開される。公式オンラインショップ上のプラットフォーム、または公式アプリから「Gucci 100 Digital Pop-Up」にアクセスすると、デジタル版の空間を楽しむことができる。すべて3Dで再構築され、展開するアイテムや楽曲が紹介される。

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