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France|ヴァージル・アブローと「イケア」がコラボ、パリでのポップアップで世界先行発売

Oct 9, 2018.Paris, FR
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Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)と「IKEA(イケア)」がコラボレーションしたインテリアコレクションが、パリのQuai d’Austerlitzで開催された2日間のポップアップで世界先行発売された。コレクションは2019年に日本へ上陸する予定。ヴァージルは、ポップアップ開催の数日前に4種類のラグ「ブルー」「グレイ」「キープ・オフ(「立ち入り禁止」の意味)」「スティル・ローディング(読み込み中)」の写真を自身のInstagramに投稿していた。

発売前夜には、欧州のメディアやインフルエンサーに向けたお披露目パーティーが開催され、発売するラグや2019年11月に発売予定のコレクションのプロトタイプの展示、同プロジェクトのクリエイティブ・リーダーを務める「IKEA」のHenrik Most(ヘンリック・モスト)とヴァージルの対談が行われた。狭い会場には各国から総勢700人が申し込み、一部のインフルエンサーは早速ラグを購入するなど盛り上がりを見せた。

 「『IKEA』で初めて買ったのは大学時代に買ったラックテーブル」と語るヴァージルは、「自分で組み立てる『IKEA』の家具は、自分でも何か作り上げることができると思わせてくれるところが魅力だ」と語った。また、「ファッションやスニーカーのデザインと違って、家具は生活を共にするものでありスケールが違うからデザインの考え方が特殊。どの家にもフィットする家具を作るよりも、白いTシャツを作れば誰のクローゼットにもフィットするファッションのデザインの方が10倍簡単だ」と家具をデザインすることの難しさについて語った。

 一方で「『OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH(オフ-ホワイト ヴァージル アブロー)』を以前からチェックしていた」と話すモスト=クリエイティブ・リーダーは、ヴァージルとコラボした理由を「当社の考えを尊重した上で新しいアイデアをもたらしてくれると思ったからだ」と説明する。1年半前から始まった同プロジェクトは、「若者が初めて一人暮らしをするときに部屋をコーディネートするとしたらどうするだろう?」という話をして作り上げていったという。

 発売日となる現地時間29日は4種類のラグを計1000個用意したが、買い求める客が殺到することが予測され、2日前から並んでいるファンもいたという。ヴァージルたっての希望で展開が決まった日本でも12月から販売予定で、ヴァージルの来日イベントを予定している。

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