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マイケル・ジョーダンと「ジョーダンブランド」が黒人差別と闘う機関へ助成金を支給

May 31, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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 米国の元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)と「ジョーダンブランド(Jordan Brand)」は5月28日、黒人のこれまでの経験を周知させる活動を最前線で行ってきた3つの機関へ助成金を支給すると発表した。マイケル・ジョーダンと「ジョーダンブランド」は、黒人差別が米国の歴史に与えてきた影響を完全に理解することによってのみ真の変革は可能になるという信念のもと、これまでも黒人コミュニティに協力してきた。

 今回、スミソニアン協会の国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館(the Smithsonian Institution’s National Museum of African American History and Culture)へ3年間で300万ドル(3億2700万円*)、私立モアハウス大学へ2年間で100万ドル(1億900万円*)、アイダ・B・ウェルズ調査報道協会(the Ida B. Wells Society for Investigative Reporting)へ2年間で100万ドル(1億900万円*)の助成金を支給する。ジョーダンは、「今日の黒人の経験を理解するには、教育が不可欠です。私たちは、人々が黒人の過去の真実を理解し、未来を形作る物語を伝える手助けをしたいと思っています」と話している。同ブランド社長のクレイグ・ウィリアムズ(Craig Williams)は、「私たちはこの1年、人種差別問題に対する教育と意識の影響を見てきました。私たちが闘っているものとその背景にある歴史を人々が理解すれば、変革のための強力な力として更に団結することができます。今回選出した3機関は全て、黒人の歴史を語る上で適切なパートナーであり、私たちはワクワクしています」と付け加えた。今回の複数年にわたる助成金は、メディアや大衆文化における黒人の経験の物語を形作る手助けをする組織に支給され、助成対象者は黒人の歴史についての教育、黒人の物語が語られる方法の改善、スポーツ・ジャーナリズムの教育などの重要な役割を担う。

 

*1ドル=109円換算(5月31日時点)

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