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HKT48宮脇咲良卒業情報流出事件の笑えない顛末

May 21, 2021.三浦彰Tokyo, JP
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Mnetのイベントに登壇した時の宮脇咲良  ©Mnet Japan

アイドルグループHKT48の宮脇咲良(23)が5月15日の生配信番組「HKT48メンバー全員生出演『君とどこかへ行きたい』リリース配信ニコ生特番」に、矢吹奈子とともにHKT48のメンバーとして2年5カ月ぶりにサプライズ出演し、同番組において、グループからの卒業を発表した。6月19日には福岡市のマリンメッセ福岡で卒業コンサートが開催され、「dTV」で配信されるという。

要するに、「卒業」はグループを退団するという簡単なことではなくて、一大イベントなのであるから、その情報解禁なんていうのは「国家機密」並みの厳格さが欲求されるようなのである。

ところが、この「国家機密」がいともあっさりと漏洩してしまったのである。禁を破ったのは、なんと業界最大手講談社のファッション誌「ViVi」である。もちろんスクープなどではなく、フライングというか大失態だったのである。どういうことかと言えば、5月21日発売の「ViVi」7月号に掲載予定だった文章「IZ*ONEの活動期間が終了し、HKT48に復帰し、そして先日卒業を発表した宮脇咲良」がなんと表紙情報などとともに納品するサンプル記事群の中に含まれて5月13日に社外流出してしまったのである。これを見たファンなどがSNSなどで騒ぎ始めた。

実は講談社は5月13日午前10時20分にツイッターで「お詫びと訂正」を行なった。その内容は「こちらにツイートしたViVi7月号の発売日に誤りがありましたため訂正をさせていただきます。5月23日とありますが、5月21日(金)が正しい発売日となります。混乱を招きましたことをお詫び申し上げます」というもの。これもドジな話である。自社の出版物の発売日を間違えたようだ。この担当者は「ぶったるんでる!!」とこっぴどく怒られたことだと思うが、問題はそちらではなく、HKT48宮脇咲良卒業の方だ。この発売日間違いの講談社ツイートを見て、次のようなリツイートが5月14日になされた。

「そっちの謝罪…?宮脇咲良さんの記事、既に多言語に翻訳され拡散されている状態なのに謝罪もなしにスルーですか?こんな形での発表本当に悔しいです」。このリツイートは削除されたが、その後も「お詫びってそっちですか」などのリツイートは現在も閲覧できるという。講談社が重い腰を上げて、HKT48宮脇咲良卒業情報流出事故についてお詫びしたのは5月18日になってからだ。「この度は、ViVi7月号掲載の宮脇咲良さんの記事の一部が情報解禁前の内容を含むにもかかわらず、社外に流出してしまったことに関しまして皆様には多大なるご迷惑をおかけしております。(中略)皆様の大切な想いを踏みにじる結果となってしまい、心より深くお詫び申し上げます。(中略)再発防止に全力で取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」というものだ。

以上の経緯については、「文徒」2021年5月21日に拠っている。

この「文徒」は、2019年に講談社から出版された「美しい顔」(北条裕子著)を巡る盗用疑惑記事について講談社から抗議があり、これを機に「文徒」への講談社からの広告掲載料の支払いを停止する通告を受けた。未だにその件が尾を引いているのだろうか。実に詳細なレポートを行なっており、「講談社の広報体制に構造的な欠陥があることを示唆しているのではあるまいか。病巣は一刻も早く切除すべきだ」と結んでいる。

アイドルグループの卒業情報だろうとなんだろうと情報解禁制限のあるものについては、これを守るのはオフレコ厳守とともにマスコミが絶対に守らなければならないルールであることは肝に命じなければならないだろう。何でもかんでも、広告クライアントなら書いた原稿をメールで送って、赤まみれのチェックをしてもらっている現状では、そんなルールも必要ないとは思うが、それでも今回のようなうっかり流出というのは起こってしまうのだろうか。

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