「ナイキ(NIKE)」は11月18日、オンラインゲーム・ロブロックス(Roblox)の没入型3Dスペース内でオリジナルマップ「ナイキランド(NIKELAND)」を発表した。同ブランドは、ロブロックス内でスポーツと遊びをライフスタイルに変えるという目標のもと、今回のオーダーメイドの世界を作成し、ブランドのファンがつながり、創造し、経験を共有し、競争するための新しい場所を提供する。「ナイキランド」はロブロックスプレーヤーなら誰でも無料で体験することができ、スポーツの最大の障壁の1つであるプレーのハードルすらも取り払う。
「ナイキランド」上の建物やフィールドは同ブランドの実際のヘッドクオーターを模して、競争と創造性がすべての人にとって豊富な場所として作成された。アリーナでは、ロブロックスのプレーヤーが鬼ごっこ、ドッジボール、フロア・イズ・ラヴァ(溶岩のエリアを踏まないように避け続けるゲーム)など様々なミニゲームでスキルを競うことができる。また、「ナイキランド」はプレーヤーがアクティブになるよう促す目的で、モバイルデバイスの加速度計を使用して、リアル空間でのプレーヤーの動きをゲーム上に反映する機能も備えている。リアル空間のデバイスと身体を動かすことで、ロングジャンプやスピードランなどゲーム内でのモーションが発動される。
デジタルショールームでは、「ナイキランド」上のアバターに特別なナイキ製品を装備することもでき、「ナイキ」のアイコニックな「マーキュリアル サッカー シューズ(Mercurial football boot)」のロブロックス公式カラーウェイや、「エアフォース1(Air Force 1)」「ナイキ ブレーザー(NIKE Blazer)」などのクラシックラインに加え、「エアフォース1 フォンタンカ(Air Force 1 Fontanka)」や「エアマックス 2021(Air Max 2021)」などの最新アイテムも用意されている。
米・ニューヨークにある「ナイキ」の旗艦店、ハウス・オブ・イノベーション(House of Innovation、HOI)では、SNSアプリ・スナップチャット(Snapchat)を通じてリアル空間とデジタル空間の融合を楽しめるイベントも開催されている。 同店のキッズフロアでは、同アプリ上のカメラフィルター使用することで、その場で「ナイキランド」の拡張現実空間を体験できる。