「ナイキ(NIKE)」とデザイナー細川雄太が手掛けるブランド「レディメイド(READYMADE)」から、初のコラボレーションアイテムとなる「NIKE X READYMADE ブレーザー MID」が登場する。
ヴィンテージのファブリックなどをアップサイクルし、他に類をみない新たな価値をプロダクトに与える「レディメイド」のクリエイションと同様に、今回の「ナイキ」とのコラボにも「レディメイド」の理念が多く取り込まれている。細川のバスケットボールへの情熱から、“ブレーザー”が今回のコラボに選ばれ、スポーツとカルチャーの境界線を越えたプロダクトが完成した。
「NIKE X READYMADE ブレーザー MID」の特徴的なソールは、アッパーとのバランスを考慮して何度も試行錯誤してデザインされている。ソールにボリュームをもたせるために粘土でサンプルを作成した結果、人の手の温かみが感じられるデザインに仕上がっており、製造過程から出るゴミになるはずだったスクラップ、販売できないものや古くなったスニーカーなどをリサイクルして作られた「ナイキグラインド素材」をソールに15%使用している。そのほかにも、特徴的なシューレース、デザインが考案された1971年当初のものをイメージした細く長いスウッシュロゴなど「レディメイド」らしいディテールが表現されている。
細川は今回のコラボについて、「DIYをテーマにブレーザーをいちから手作業で解体し、ブレーザー本来のDNAを壊さないように再構築しました。子供の頃から好きなバスケットボールというスポーツを象徴するようなクラシックなシューズをどこまで新しく生まれ変わらせられるか挑戦したかったのです」と語った。
同アイテムは2月27日より、アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」、「NIKELAB MA5」、「DSM GINZA」、「レディメイド」正規取扱店で発売する予定だ。