「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」は、ナイジェル・ケーボン(Nigel Cabourn)とのコラボレーション第5弾となるシューズを2月26日に発売する。
ファッションカレッジ在学中に自身のブランドを立ち上げたナイジェルは、ヴィンテージミリタリーやワークウェアのコレクターとしても世界で名を馳せている。本コラボは、日本を代表するファッションデザイナーである三原康裕との10年以上にも渡る友好関係から誕生。今回は、「メゾン ミハラヤスヒロ」の代表的なアイテムの一つであるスニーカーとランニングシューズのソールをモチーフにしたモデルから新色を発売する。
定番であるローカットモデルをクレイジーカラーに仕上げた「LOW TOP - TYPE C」(3万2,000円)は、靴の状態になってから最後に吹き付け塗装を施し、さらにそれを拭き落とすことで立体感とムラが生まれ、ヴィンテージの風合いを感じる1足になっている。今季はクレイジーカラーのキャンバス地のアッパーに、ソールは経年変化を感じるベージュ色を吹き付けしている。ソールは粘土で型を作ったEVA製、アッパーを覆うように縫い合わせるオパンケ製法を用いている。
「RUNNING TRAINER」(3万5,000円)は、「メゾン ミハラヤスヒロ」オリジナルの粘土で作ったソールの第3弾であるランニングシューズのソールをベースにしたモデル。粘土でソールの原型を作ることで、CADでは設計できないような有機的な形態や、 パンクしてしまった、あるいは溶けてしまったような複雑なイメージを再現。ソール原型の段階であえて左右非対称な部分を作り、機械的でないより複雑で生な粘土感を出した。1990年代のフランス軍のトレーニングシューズをモデルに、ナイジェルが影響を受けた日本人アーティストである松田大児の作品を元にした配色で製作。踵部分にブロードアローの刺繍と、左右にそれぞれに「Maison MIHARA YASUHIRO」と「Nigel Cabourn」のイニシャルから「MMY」と「NC」をアシンメトリーに配した。カラーはブルー、グリーン、パープルの3色展開で、パープルは伊勢丹新宿店限定カラーになっている。