左が仰向け、右が横向き寝の体圧分布図で、1番上が一般的な寝具、一番下が「エアー」シリーズの中でも最も体圧分散に優れる「エアー SX マットレス レギュラー」。赤い部分が体圧が高めにかかっている部分で、上から順に体圧が分散されていき、赤い部分が減っていくのがわかる。次に、オーダー枕の測定のために、後頭部から首にかけての頸椎カーブを測定する。この測定値を目安に、実際に寝試しながらミリ単位で前後左右(最大14箇所)の高さを調整し、フィットする枕を作る。硬さ・柔らかさは7種類から好みに合わせて選ぶことができ、堀米選手は、弾力のある粒状わたで出来た柔らかい枕を選んだ。堀米選手は、西川の睡眠サポートに関して「一日中練習や撮影でスケートボードに乗っているので、眠りの質をあげてリカバリーする上でとても心強く思っています。『エアー』でしっかりとコンディションを保ち、最高のスケーティングができるよう、これからも頑張ります」とコメントしている。
永田氏によると、西川の「アスリートサポートプログラム」では、世界で活躍する日本トップのアスリートを中心にこれまで1000人以上のアスリートをサポートしてきた。「『エアー』の使用を開始してから肩や腰の痛みが和らいだ、パフォーマンスが上がった」というアスリート同士のクチコミで、「エアー」の名前や評判が広がることも多いという。実際に、西川が行ってきた過去の研究によると、睡眠の質を改善すると糖尿病予防、アンチエイジング、肥満改善、疲労感の軽減、肌の潤い・ハリ・キメの改善にも繋がる可能性が示唆されているため、アスリートのように日常的に身体を酷使する人にとって、睡眠の質改善は普段のパフォーマンスにも関わる非常に重要なものだとわかった。
「エアー マットレス」は、「01」「03」がそれぞれベーシック・ハードの2種類、「SI」「SX」がそれぞれレギュラー・ハードの2種類で展開されている。シングルの場合の価格は4万4,000円〜16万5,000円まで。その他にも、横向き寝の姿勢を保ちやすい「エアー ボディピロー」(2万5,300円・2万7,500円)や、遠征中のアスリートに大人気の「エアーボータブル クッション」(5,500円・6,600円・1万1,000円)など幅広いアイテムが販売されている。
睡眠環境・寝具指導士で、西川の永田智史氏