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「ラルフ ローレン」がオリンピック米チームの開会式パレードユニフォームを発表 最先端の自動体温調節テクノロジーを初公開

Jul 15, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」は7月14日、東京2020オリンピック・パラリンピック米国チームの開会式パレード用ユニフォームを発表した。今回初公開された最先端のウェアラブルテクノロジー「RL クーリング」が注目を浴びている。同テクノロジーは、自動で着用者の体温を調節してくれる温度冷却装置で、東京の夏の暑さを考慮して、今回のチームユニフォームのためだけに開発された。ユニフォームにシームレスに搭載された「RL クーリング」は、温度状況をモニターして最適化する高度なデバイスによって、着用者の肌から熱を放出する。これはコンピュータの冷却にも使用されている世界最先端技術で、着用者は即座に冷感を肌で感じ、非常に厳しい暑さの中でもその高い効果が発揮される。

「ラルフ ローレン」のチーフブランド&イノベーション オフィサーであるデイヴィッド・ローレン(David Lauren)は、次のように述べている。「ラルフ ローレンは、オリンピック・パラリンピックを通じて、アメリカのパイオニア精神と伝統を尊重する一方で、現代性と革新性の追究にも力を入れています。そうした思いを胸にアプローチしたのが、RL クーリングテクノロジーの開発です。東京の夏の暑さを考慮して、私たちはチームUSAのために、ファッション性と機能性を融合させたソリューションを開発しました。これによって選手たちは、世界最大の舞台のひとつに最高の状態で臨むことができます」。

「ラルフ ローレン」は、持続可能性という課題に対するソリューション提供を使命としており、「RL クーリング」の開発もその一環として行われた。「RL クーリング」のコンセプトは、個人用温度管理システムという新分野をリードすることにある。同ブランドは、2018年平昌冬季オリンピックで「ラルフローレン ヒーテッド ジャケット」をデビューさせたことで、この分野への進出を果たした。米国エネルギー省のエネルギー高等研究計画局が実施した研究によると、個人用温度管理システムは、広く普及すれば、個人の快適性のために空調のような大量のエネルギーを必要とする冷却システムに依存する度合いを減らせる可能性があり、ポータブルで局所的なソリューションと考えられている。

米国チームの開会式パレード用ユニフォームは、クラシックなオールアメリカンルックを基調に、各所にサステナブルな素材が採用されている。米国産ウールを使用したネイビーのブレザーをはじめ、少量の水と化学薬品とエネルギーで綿を染めることができるダウ(Dow)社の先進的な前処理ソリューション「ECOFAST™ ピュア」を使用したストライプTシャツ、検証済みの米国産コットンを使用したプリントスカーフやシューズ、マスクに加え、ペットボトルからリサイクルされたポリエステル「Repreve®」を使用したストライプベルト、再生可能な資源から作られたスリムデニムパンツなど、サステナブルな各アイテムは米国内で製造されている。

「ラルフ ローレン」は、2008年から米国オリンピック・パラリンピックチームのオフィシャルアウトフィッターを務めている。他国チームの多くとは異なり、米国のアスリートは政府からの資金援助を受けておらず、「Polo Ralph Lauren チームUSA コレクション」の売上は米国のオリンピック・パラリンピックチームに寄付される。

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