資生堂は7月26日、医療現場をサポートし、医療従事者に感謝と敬意を示すことを目的に公益社団法人日本看護協会に総額5億377万1457円を寄付した。この寄付金は資生堂が2021年2月1日から6月30日にかけておこなっていた「資生堂 Hand in Hand Project」を通じて集められた。「資生堂 Hand in Hand Project」は、期間中のハンドソープや消毒用エタノール液など対象商品の売り上げ、公式サイトで賛同ボタンを押したり公式ツイッターにリアクションをする「賛同アクション」による寄付、プロモーション出演者からの寄付により行われた。また、医療従事者への感謝のメッセージも募られ、多くのあたたかいメッセージが寄せられた。資生堂は一人ひとりが感染予防に取り組み、手を守ることで医療現場の手助けにつなげる「手守り習慣」を掲げ、このプロジェクトを推進した。
寄付金の内訳は、対象商品の利益が4億9439万2207円、オンライン賛同アクションは1件ごとに10円が寄付され、計867万9250円、プロモーション出演者からの寄付が70万円に上った。このほか、4月に「資生堂 ハンドクリーム N」3万個を公益社団法人日本看護協会に寄付した。寄付金は個人防護服の下に着用する冷却ベストや経口補水液等の購入に充てられ、各都道府県の看護協会を通じて医療現場に提供されるという。