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齋藤哲楼 連載第1回:「ファッションとビューティ業界の運気はどこへ向かうのか」万象理法学が読み解く「一白水星」の年

NEWJan 31, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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気学指導者/万象理法学 宗家の齋藤哲楼氏

ファッションやビューティのトレンドは、ブランドの戦略やデザイナーの創造性だけで生まれるものではない。景気や特には自然現象、そして人々の無意識の変化。そうした要素が絡み合い、ある瞬間に「流行」や「ヒット」として姿を現す。

本連載では、気学指導者の齋藤哲楼を迎え、昭和時代に活躍した九星気学者・哲学博士で祖父である佐々木晧有が体系化した思想体系「万象理法学」を通して、年ごとの運気の流れと社会現象、そしてファッション・ビューティ業界との関係性を読み解いていく。

連載第1回となる今回は、2026年という年がどのような性質を持つのか、そしてその運気がファッション・ビューティ業界にどのような影響を与えうるのかを、過去の具体例とともに紐解いていく。

■運気の流れを理解し、好転させる「万象理法学」
万象理法学の起源は、中国の戦国時代にまで遡る。戦に勝つことはもちろん、政略を進めるため、そして後継者を選ぶため、中国の王族や貴族たちは生年月日から人物の本質を見極めようとしてきた。それは一般の人々に開かれたものではなく、ごく限られた階層のための秘法だった。

これをベースに祖父・佐々木晧有が生年月日から本命星や月命星、日命星、そして出生時に宿命を受けた八方位である「向示律(こうじりつ)」を導き出すことで、その人物が持つ性格の一長一短、成功の仕方と失敗の仕方、さらには生き様や死に様に至るまでの傾向を研究し、独自の理論として体系化した。その運気の流れを理解したうえで、どう行動すれば好転させられるのかを考える。それが万象理法学の本質だと齋藤哲楼は語る。

■2025年は「二黒土星・中宮」の年だった
毎年、世の中にははっきりとした傾向が現れる。2025年は二黒土星が中宮に位置する年だった。一見すると、2025年は日経平均株価が過去最高を更新し、景気が良い年のようにも見えた。しかし齋藤哲楼が指摘するように、海外の投資家が日本市場を「マーケットとして使った」だけで、日本国内に実感を伴う好景気はなかった。二黒土星の象意は「土」であり、「重さ」や「停滞」を伴う。

この年、街には黒いものが溢れた。自然界では「熊」の被害が史上最高水準に達し、清水寺の今年の漢字にも「熊」が選ばれた。こうした現象も、二黒土星の気が強く出た結果だと齋藤哲楼は見る。

前回の二黒土星だった2007年を振り返ると、その特徴はより明確になる。ブラックデニム、黒いバッグ、黒いブーツ。街は黒を基調としたファッションで覆われていた。同じ年に登場したiPhoneも象徴的だ。電源を切ったとき、iPhoneは真っ黒な板になる。その無機質な黒い存在感が、日常の中に入り込んだ。

2007年には、生キャラメルも爆発的にヒットした。花畑牧場が仕掛けたこの商品は、「小さくて、四角くて、甘いもの」という二黒土星の象意をそのまま体現していた。二黒土星の年は、小型で四角いもの、そして甘味が流行りやすい。任天堂スイッチ、ドーナツ、小ぶりなスイーツ。それらはいずれも、この星回りの特徴と重なる。

色のトレンドも同様だ。黒に加え、土を連想させるベージュや黄色。2025年には「I’m donut?」が話題となり、ミスタードーナツの「もちゅりん」は限定販売になるほどの人気を博した。小学生の間では「ぼんぼんどろっぷシール」が流行している。

黒と黄色といえば、2年ぶりにリーグ制覇を飾った阪神タイガース、そして5年ぶりに日本一になった福岡ソフトバンクホークス。スポーツの世界でも、同じ色の流れが現れていた。

■2026年は2月4日から「一白水星」の年へ
2026年は、2月4日を境に一白水星へと切り替わる。一白水星は、普段ならできないような大きな決断が可能になる年だ。「一」は始まりの数字であり、壊れることで新しいものが生まれる。何かが壊れやすい分、イノベーションが起きやすい年でもある。リーマンショックが起きた年も一白水星だった。一方で、水の気を強く持つため、自然現象には注意が必要になる。

一白水星の象意は、白、無色、透明、そしてクリスタルだ。陰陽のバランスから、黒がアクセントとして使われる可能性もある。一白水星だった2008年には伊達メガネが流行し、飲料水市場が活性化した。ファンタの「フルフルシェイカー」は爆発的に売れ、任天堂のWii Fitはおもちゃでありながら健康志向を前面に打ち出し、箱も中身も真っ白だった。2017年の一白水星ではビッグシルエットの白Tシャツが流行し、甘酒が「飲む美容液」として再評価された。くら寿司の白い甘酒「シャリコーラ」は大ヒットを記録し、コールド・ストーン・クリーマリーも注目を集めた。

齋藤はビューティ業界が2026年の主役になる可能性を示唆する。美容クリニックのオーナーには一白水星の人が非常に多く、実際に成功例も目立つ。クリスタルなものとしてレンズ、あるいはアイウェアもトレンドの牽引役になりそうだ。

■運気は「信じる」ものではなく「使う」もの
齋藤が強調するのは、運気とは漠然と信じるものではなく、明確な意味を理解したうえで「使い分ける」ものだという点だ。その象徴が、古くから日本で大切にされてきた吉日の考え方である。

たとえば「一粒万倍日」は、一粒の種が万倍に増えるという意味を持つ日だ。この日は、結果がすぐに出るかどうかよりも、「その後に広がっていく行為」に適している。会社設立やプロジェクトのキックオフ、新規契約の締結はもちろん、禁煙や習慣づくり、趣味を始めるといった個人的なスタートにも向いている。重要なのは、その日に“始める”という行為そのものだ。

一方で「寅の日」は、性質がまったく異なる。寅は古代中国において生命力の象徴とされ、千里を行っても必ず戻ってくると考えられてきた。そこから「使ったお金が戻ってくる日」とされ、金運や商売運と強い結びつきを持つ。投資や大きな契約、宝くじの購入といった金銭に関わる行動に向くだけでなく、実は会食やプレゼンテーション、重要なミーティングにも適した日だという。お金にまつわるコミュニケーション力が高まり、話が前に進みやすくなるからだ。毘沙門天との縁も深く、商売繁盛や財運を願う参拝にも良いとされている。

さらに「巳の日」、とりわけ「己巳(つちのとみ)の日」は、弁財天と結びつく特別な日だ。弁財天は財運だけでなく、知恵や表現力も司る存在とされており、この日は投資や事業立ち上げ、クリエイティブな挑戦に向いている。単なる金運の日というよりも、「お金を生む流れを作る日」と捉えたほうが近い。

数ある吉日の中でも、最も強いとされるのが「天赦日」だ。天がすべての罪を赦す日とされ、何を始めても障害が入りにくい。契約、大きな買い物、会社設立、入籍など、人生や事業における重要な決断を行うには最適の日であり、「最強開運日」と呼ばれる理由もそこにある。

そして、齋藤が特に「エクスクルーシブな日」と表現するのが「丙午(ひのえうま)の日」だ。その年の干支と同じ干支が巡る日は、気が一点に凝縮されると考えられており、年間にわずか数日しか存在しない。希少性が高く、その年のテーマを象徴するような行動を取るには非常に重要なタイミングになる。

これらの吉日は、良い悪いを一律に判断するものではない。それぞれが異なる意味と役割を持っており、目的に応じて使い分けることで、運気は実際の行動と結びついて動き始める。

2026年。「一白水星」という始まりの星が巡るこの年、ファッションやビューティは、派手さや過剰さから一歩引き、白や透明、水のように“削ぎ落とされた価値”へと視線を向けていくことになりそうだ。壊れることで生まれ直し、見えないものが力を持ち、静かなものほど強さを宿す、それが一白水星の本質でもある。

装飾や物量で語られてきた時代が終わり、思想や機能、身体との関係性そのものが問われる局面に、業界はいま立っているのかもしれない。この白と水の年に、どのブランドが「始まり」を掴み、どのクリエイションが人々の無意識に静かに入り込んでいくのか。万象理法学という視座を通して、その兆しを読み解く試みが、本連載の出発点となる。

プロフィール:齋藤 哲楼(さいとう てつろう)
1975年9月13日生まれ。気学指導者/万象理法学 宗家。
気学指導者で哲学博士の故佐々木晧有(ささき こうゆう)を祖父に持つ。小学3年生より晧有から気学と哲学の教えを受け育ち、20歳でメディアコミュニケーションを勉強するため渡米。 帰国後、政治家、スポーツ選手などの通訳業を経て、2013年、気学指導者として独り立ちする。 現在、祖父の設立した九星気学「万象理法学」にて政治家、上場企業会長、芸能人、オリンピック選手から一般の主婦まで幅広く気学指導を行っており、ホームページ、SNS等を活用せず口コミとご紹介のみで、2025年10月現在、気学鑑定者数は2万3100人(対面気学指導数:1万人超)を超える。

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