米国の女優で歌手のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は5月21日、自身がプロデュースするコスメブランド「レア・ビューティー(Rare Beauty)」が今夏より全24カ国に販路を拡大すると発表した。セレーナはブランド公式SNSで自ら動画を投稿し、その喜びを綴っている「『レア・ビューティー』のミッションは、すべての人々の個性を褒め称えることです。すべての人がユニークであり、それがすべての人が美しい理由です。『レア』という言葉は私にとって特別です。完璧である必要がないと気づかせてくれ、自分らしさを受け入れようと思うわせてくれるからです。だから、皆さんも人と比べることはもう止めて、自分らしさを大切にしましょう。これから皆さんに『レア・ビューティー』のコスメを使ってもらえることを楽しみにしています」とコメントしている。
「レア・ビューティー」は、「非現実的な完璧の基準を打ち壊す」というコンセプトのもと2020年9月にローンチされたばかりのブランドで、メイクアップアイテムを幅広く扱っている。セレーナ自身は同ブランドを単なるビューティーブランドではなく、より大きな影響力を持つ何かに成長させたいと話しており、同ブランド内では「メンタルヘルス101(Mental Health 101)」というZ世代の自己愛を促進するためのメンタルヘルスに関する教育支援キャンペーンも運営している。 同ブランドは、現在公式サイトとアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国内の化粧品専門店「セフォラ(Sephora)」のみで取り扱われている。それが、今夏よりヨーロッパ、アジア、オセアニア、中東、ロシアに新たに展開される。アジアでは、シンガポール、タイ、香港、フィリピン、マレーシアの5カ国が対象となる予定だ。