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「ティファニー」が現代アーティストのダニエル・アーシャムとコラボ ブルーボックスが彫刻に変身して登場

Sep 8, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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Zander Taketomo for Tiffany & Co.

「ティファニー(Tiffany & Co)」は9月8日、「Porsche(ポルシェ)」やイケア(IKEA)ともコラボ経験がある米・ニューヨークの現代アーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とのスペシャルコラボを発表した。両者が理想とする「革新的で卓越したクラフトマンシップ」と「反逆的な創造性」というビジョンが一致し、今回の限定コレクションが実現された。加工を施したブロンズ製の彫刻は、ブランドの象徴であるブルーボックスを、アーシャムが独特の美学を重ね合わせて再考した作品で、手作業で仕上げられたアートワークには、ブランドを象徴する色合いとアーシャムのカラーがフィーチャーされている。

今回のコラボによって誕生した「Bronze Eroded Tiffany Blue Box®(腐食したブロンズ製のティファニーブルーボックス)」は、アーシャムの「Future Archeological(未来の考古学)」シリーズの最新作となる。アーシャムは、彫刻の特徴とゆがみによって、過去、現在、未来をつなぐ、時間の緊張感を生み出している。この作品は、「ティファニー」の伝統を成す重要なピースと、現代文化に不可欠なピースを新たに再考したものだ。アーシャムは、ブランドを象徴するアイコニックなパッケージを、彫刻的なゆがみのある作品に変換し、粗く洗練されたもの、タイムレスなのに現代的なものなど、相反するエレメントが並置された全く新しい作品へと生まれ変わらせた。

ボックスをあけると、彫刻の無骨なフォルムとは対照的に、ホワイトゴールドのベースにダイヤモンドとツァボライトが輝く「ティファニーノット x アーシャムスタジオ バングル(Tiffany Knot x Arsham Studio bracelet)」が姿を現す。ツァボライトは、1974年に「ティファニー」が世界に発表した、ブランドの伝統を象徴するジェムストーンで、これもティファニーとアーシャムスタジオのシンボルカラーを彷彿とさせる要素の一つになっている。このバングルは「ティファニーノット(Tiffany Knot)」コレクションのプレビューとして、ニューヨーク本店での発売が予定されており、日本では2022年1月に発売予定。

アーシャムは、「私は常に、一目見ただけで文化的に認識できるアイテムに惹かれます。ティファニーブルーボックスにはその力があります。今回私は、まるでダメージを受けたようなアンティーク風の仕上げを通して、ブルーボックスが誕生した当初の意図とは異なる方法でアプローチしたいと考えました。この作品は、ブルーボックスの歴史、私たちが生きる今日の世界においてブルーボックスがしっかりと定着しているということ、そして、今後何十年、あるいは何世紀にもわたって、ブルーボックスが私たちにとって意義のある存在であり続けるということが表現されています」とコメントしている。

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