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「ティファニー」と「パテック・フィリップ」の170周年記念モデルが約7億円で落札

Dec 15, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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© Tiffany & Co.

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は12月9日、「パテック・フィリップ(Patek Philippe)」と「ティファニー(Tiffany&Co.)」が公式小売パートナーシップを締結して170周年を記念した「ノーチラス(Nautilus))」の特別モデル「​​Ref.5711/1A-018」を発表した。1837年にアメリカで創業された「ティファニー」と、1839年にスイス・ジュネーブで創業された時計屋「パテック・フィリップ」の両ブランドに共通する卓越性の追求、クラフトマンシップへの情熱、そして完璧なサービスを提供することへの揺るぎない意思が、今回の特別モデルにも表現されている。

「​​Ref.5711/1A-018」のアイコニックなティファニーブルー®の文字盤の、6時の位置には「ティファニー」の、12時位置には「パテック・フィリップ」のシグネチャーデュアルスタンピングが搭載されている。「ノーチラス」コレクションの特徴的な水平レリーフエンボス加工は、ホワイトゴールドの時針と分針によって増幅されている。加えて、ケース、ベゼル、一体型スチールブレスレットの比類のないデザインは、時計の完成に必要な55のステップで構成されるプロセスにより手作業で仕上げられている。120メートル防水のケースには自動巻きキャリバー「26-330 S」と時間の精度をさらに向上させるストップセコンドメカニズムが搭載されている。サファイアクリスタルのケースバックには、「170周年記念1851年 - 2021年ティファニー - パテックフィリップ」の記念ロゴが刻まれている。

「ティファニー」と「パテック・フィリップ」は、2000年代初頭以来、数多くの例外的な限定モデルを作成してきた。それらはすべて、パートナーシップ関係における重要な日付を示すために、両ブランドのデュアルスタンピングが施されていた。 2001年に発売された限定版は両ブランドのパートナーシップの150周年を祝い、2009年版は5番街にある「ティファニー」内の「パテック・フィリップ」ブティックの1周年を記念したものだった。「ティファニー」は、「パテック・フィリップ」の文字盤に名前が刻まれた世界で唯一の小売業者であるため、熱心なコレクターの間ではこれらの時計が人気を集めている。

今回発表されたの170周年特別モデルの「ノーチラス」は、170本限定でニューヨーク、ビバリーヒルズ、サンフランシスコの「パテック・フィリップ」を扱う「ティファニー」ブティックでのみ販売される予定だが、一般販売に先立ち、12月11日に開催された「The 2021 New York Watch Auction」に出品され、650万3,500ドル(約7億3980万円*)で落札されたと報じられた。その収益は100%、地球環境団体であるThe Nature Conservancyに寄付されるという。

*1ドル=113円換算(12月15日時点)

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