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Japan|“ショコラの芸術家”ニコラ・クロワゾーが表現する「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のバレンタインコレクション

Feb 6, 2020.高村 学Tokyo, JP
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シェフ・パティシエ・ショコラティエのニコラ・クロワゾー氏(Photo:Manabu Takamura)

1977年にフランス・パリで創業した「ラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison Du Chocolat)」の2020年バレンタインコレクション「パリ ジュテーム」が発売中だ。パリのカフェテラスから見える街中の光景をテーマにしたコレクションで、赤桃やライムなど世界中から厳選した素材とカカオで表現している。ラインアップは4つで、それぞれに味わいと香りの見事な調和をもたらしている。このコレクションを作り出したのが、シェフ・パティシエ・ショコラティエを務めるニコラ・クロワゾー氏だ。“ショコラの芸術家”とも“チョコレートのクリエイター”とも称されるニコラ氏は、「パリの日常に欠かせない存在であるカフェテラスで繰り広げられる、無上の喜びの世界を閉じ込めた」と、今回のバレンタインコレクションに対する思いを語る。

フランスを代表する歌劇場のオペラ・ガルニエに行く時に着るリトルブラックドレスをイメージした「オペラシック」は、ベネズエラ産のカカオを用いたダークガナッシュで、酸味が効いた味わいだ。「ペティヨン モンマルトル」は、モンマルトルの丘の上の静かなテラスで過ごす一日をイメージ。赤桃にノンアルコールのグラン・ブラン・スパークリングが加わり、フルーティな味わいに。

小説家がお茶を飲みながらテラスで執筆している様子をイメージした「デザンヴォルト サンジェルマン」は、アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネに、コーヒーで風味付けした味わいが特徴だ。

「リュクサンブール エクスキ」は、アイスティーを飲みながらリュクサンブール公園を散歩しているようなイメージ。ライムの酸味と赤いグレープフルーツの味わいが余韻に残る。

ニコラ氏は、チョコレートの楽しみ方について、「ワインと同じように、口に入れた時の味わい、口の中で溶けた時の香り、そして喉を通った後の余韻を味わって欲しい」と語り、「日本人は理知的な印象です。感受性が豊かで、チョコレートを知的なレベルで味わっているようにみえます。我々職人がどういった手仕事をしてこのチョコレートを作り上げたのか、そういったことまで理解し、緻密にチョコレートを味わってくださっていますね」と、日本人のチョコレートに対する情熱について印象を述べた。

今回のバレンタインコレクションは、ニコラ氏の素材へのこだわりも随所に表現されている。「素材との出会いは日々あります。私の頭の中はまるでバーチャル図書館のようで、素材や味のデータが毎日のようにインプットされていく感じです。ラズベリーを使ったチョコレートを作る時は酸味の効いたカカオを選び、スパイスを効かせたい時は辛味の香りのするカカオを選びますが、『パリ ジュテーム』という今回のストーリーに合う素材をこうして私のバーチャル図書館から選りすぐりましたね」。

「フランスでは、バレンタインは男性から奥さんや彼女などパートナーだけに贈るのが一般的です。双方からということもあります。なので、私がもらうのは妻からだけですね」。フランス人らしいウィットのセンスもニコラ氏の魅力のひとつだ。

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