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ファストリの柳井正社長が早稲田大学の「村上春樹ライブラリー」に12億円を寄付 設計は隈研吾

Nov 30, 2019.高村 学Tokyo,jp
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『ノルウェイの森』のジャパン・プレミアが開催された早稲田大学

学校法人早稲田大学は2019年11月29日、2021年4月に開館する早稲田大学国際文学館(通称:「村上春樹ライブラリー」)の改築費用の全額である約12億円を、同大学の卒業生でもあるファーストリテイリングの柳井正・代表取締役会長兼社長が寄付すると発表した。「村上春樹ライブラリー」は、本部キャンパスの演劇博物館に隣接する4号館を改築し、設計は隈研吾が手がける。

早稲田大学は、小説家で翻訳家の村上春樹より、小説作品の50言語以上で刊行された書籍全て、個々の作品の書評、直筆の原稿、海外で翻訳された膨大な書籍、数万枚のレコードコレクション等の貴重な資料を寄託・寄贈されることが決定しているが、これを契機に国際文学の中における村上文学をはじめとする日本文学・翻訳文学の研究を発展させ、国際発信し国際交流をする画期的な研究センターを構築する。

村上春樹の代表作のひとつであり、トラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng)監督によって映画化された『ノルウェイの森』は、早稲田大学でも撮影が行われ、日本で初のお披露目となったジャパン・プレミアは大隈講堂で開催された。

2020年2月を目途に、早稲田大学では村上春樹、柳井正、隈研吾と共に記者会見を実施し、早稲田大学国際文学館「村上春樹ライブラリー」の構想の全体像を説明する予定。

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