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ファストリが過去最高決算を更新 「ユニクロ」の海外事業が初めて1兆円を突破、海外・国内は売上逆転

Oct 10, 2019.高村 学Tokyo, JP
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グローバル旗艦店の中国・上海南京西路店

ファーストリテイリングは2019年10月10日、2019年8月期の連結決算を発表した。売上収益は2兆2905億円(国際会計基準を適用)の前期比プラス7.5%、営業利益は2576億円の前期比プラス9.1%、税引前利益は2524億円の前期比プラス4.0%で過去最高決算を更新した。

特に注目されるのは、海外ユニクロ事業で、売上収益、営業利益ともに国内ユニクロ事業を上回った。売上収益は1兆0260億円の前期比プラス14.5%、営業利益は1389億円の前期比プラス16.8%とどちらも二桁増の伸びだ。国内ユニクロ事業は、売上収益は8729億円のプラス0.9%とわずかに前年を上回ったが、営業利益は1024億円の前期比マイナス13.9%と二桁減であった。

エリア別では、中国が絶好調で、売上収益は5025億円の前期比プラス14.3%で、営業利益は890億円の前期比プラス20.8%と、高い成長率を維持している。ただ、北米事業は苦戦している。赤字幅は大幅に縮小しているものの、依然として赤字が続いている。利益が出ていないエリアは北米のみだ。

また、ジーユー事業も過去最高の業績となった。売上収益は2387億円の前期比プラス12.7%で、営業利益は281億円の前期比は139.2%と大幅なプラスとなった。

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