前澤友作氏をのせた宇宙船「ソユーズ」が、12月20日の12時13分(日本時間)にカザフスタン中部に着陸した。着陸後、前澤氏は関係者の補助を受けながら宇宙船からおり、カメラに向かって笑顔で手を振る様子を見せた。
前澤友作氏は、12月8日に同じく「ソユーズ」にのって、国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、その後12日間ISSに自費滞在していた。ISS滞在中にはTwitterやYouTubeの個人チャンネルを通じてISSでの様子を公開していた。そのほかにも、Twitterで募集した「宇宙に関する質問」に答えたり、宇宙で撮った初めての写真をNFTにしたりと、前澤氏らしくISS滞在を楽しんでいた。以前から度々行なっている「お金贈り」も、「宇宙から全員お金贈り」として開催し、ネット上で大きな反響を呼んだ。帰還の直前の12月19日23時52分には、「あっという間の宇宙での12日間でした。このあと宇宙服に着替えてソユーズ宇宙船に乗り込みます。ISSの日本上空通過は日本時間朝5:35頃。ちょっと朝早いけど見上げてみてね。その後ISSから離れ、カザフスタンの野原に約7時間後の日本時間昼12:13頃にパラシュートで着陸します。それでは帰ります!」と宇宙からの最後のツイートをした。
帰還の様子は、NASAとロシアの国営宇宙開発企業「ロスコスモス(ROSCOSMOS)」のYouTubeで生中継された。前澤氏はメディカルチェックなどを受けた後、日本時間の22日に記者会見を行う予定だ。長年の夢を叶えた前澤氏は、どのようにその体験を語るのだろうか。