国際ファッション専門職大学は、日本の教育機関として初となる「スラムジャム(Slam Jam)」と「ビームス(BEAMS)」による対談形式のオンライン特別講義を12月4日に実施した。「スラムジャム」は、1989年にイタリアでルカ・ベニーニ(Luca Benini)が創業したディストリビューターでセレクトショップだ。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)などがラグジュアリーストリートスタイルを牽引しているが、その流れに大きな影響を与えたと言われる。これまでにセレクトショップ運営から世界的ブランドのプロデュース、ストリート系ミュージシャンとのコラボ、アートイベントの企画など多岐に渡り、他に類を見ない進化を続けている。昨年3月に日本で開催したポップアップには、内側のスウッシュの天地がひっくり返ったデザインの「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカー「ブレーザー クラス 1977(BLAZER CLASS 1977)」を発売し、話題になった。今回の特別講義では「ストリートファッションの先へ、スラムジャムが導く世界」をテーマに、「スラムジャム」の創設者ルカ・ベニーニ氏、マーケティング・ディレクターのカルロ・ティネッリ(Carlo Tinelli)氏と、「ビームス」のファッションディレクターの山崎勇次氏を講師として招き、「スラムジャム」の足跡とこれからのビジョンについて対談した。